「〇〇言葉」にはどんなものがあるか気になったので調べてみました
先日、方言について話をしているときにふと思いました。
『日本は小さな島国なのに、なんでたくさんの方言があるんだろう・・・』
『方言っていっても同じ日本語。同じ言葉なのに・・・』
『っていうか、言葉の種類にはどんなものがあるのかなぁ・・・』
それで、「〇〇言葉」と検索してみると、なかなか面白かったです。
あ行の「〇〇言葉」
<合言葉(あいことば)>
事前に取り決めた言葉で、仲間であることを確認する言葉。
「山」といえば「川」など。
また、仲間同士の目標や信条としている言葉・モットー。
<赤ちゃん言葉(あかちゃんことば)>
赤ちゃんに対して使う言葉。
<東言葉(あずまことば)>
東国地方(関東地方)の方言のこと。関東なまりともいう。
<遊び言葉(あそびことば)>
「え~」や「あの」など、話のはじめや話と話のあいだにはさむ言葉。
「え~・・・この件については、え~・・・あとで説明します。」など。
<徒し言葉(あだしことば)>
口先だけの言葉。誠意を感じられない言葉。
<田舎言葉(いなかことば)>
地方の田舎の人が使う言葉。方言。
<忌言葉(いみことば)>
忌詞とも書き、縁起を担いであえて使うのを避ける言葉。
受験生の前で「落ちる」とか「滑る」とか。
<打ち言葉(うちことば)>
パソコンやスマホ・携帯電話に打ち込んでかいた言葉。
<売り言葉(うりことば)>
怒らせるような言葉を、相手にむかって使う言葉。
<江戸言葉(えどことば)>
江戸時代中期以降、江戸で使われた言葉。東京語や江戸弁ともいう。
<沖言葉(おきことば)>
漁師など船乗りが海で使うことを嫌がる言葉で、その代わりとして使う言葉。
鯨(くじら)のことを「えびす」というなど。
<御国言葉(おくにことば)>
方言。出身地の言葉。
<贈る言葉(おくることば)>
離れ離れになるときや、送り出すときに伝える言葉。
<踊り言葉(おどりことば)>
同音の言葉を重ねていう言葉。「にこにこ」や「イライラ」など。
<御姉/御姐言葉(おねえことば)>
女性が使う言葉の言い方や語尾を強調して、男性が使う言葉。
か行の「〇〇言葉」
<買い言葉(かいことば)>
相手から言われた悪口などに対して、言い返す言葉。
売られた言葉(売り言葉)に対して使う。
<書き言葉(かきことば)>
文章を書くときに使う言葉。
<隠し言葉(かくしことば)>
特定の仲間うちだけで使う言葉。
<重ね言葉(かさねことば)>
意味を強調するために同じ言葉や同じ意味の言葉を重ねていう言葉。
また、言葉遊びで、同じ音のつく言葉を間違えないようにいう言葉。
「生麦生米生卵」など。
<京言葉(きょうことば)>
京都の方言。京都弁。
<繰り言葉(くりことば)>
早口言葉のこと。
さ行の「〇〇言葉」
<さ入れ言葉(さいれことば)>
必要のない「さ」を入れた言葉。
「行かさせる×/行かせる〇」や「分からさせる×/分からせる」など。
<逆さ言葉(さかさことば)>
意味は逆なのに使う言葉。「痛めつける」ことを「かわいがる」というなど。
また、業界用語のような隠語。「先輩」のことを「パイセン」など。
<捨て言葉(すてことば)>
立ち去るときに相手の言葉を待たず一方的に言い放つ言葉。捨てゼリフのこと。
<添え言葉(そえことば)>
言ったことにさらに付け加えていう言葉。
た行の「〇〇言葉」
<通り言葉(とおりことば)>
特定の仲間うちで使われる言葉。
な行の「〇〇言葉」
<無げの言葉(なげのことば)>
口先だけで、心にもない言葉。
<逃れ言葉(のがれことば)>
逃げ口上のことで、言い逃れるための言葉。
は行の「〇〇言葉」
<花言葉(はなことば)>
それぞれの花にふさわしい象徴的な意味をもたせた言葉。
<話し言葉(はなしことば)>
話す言葉。
<浜言葉(はまことば)>
海岸沿いの地域で話される言葉。
<早口言葉(はやくちことば)>
発音しにくい言葉などを重ねて早口でいう言葉。
<流行り言葉(はやりことば)>
流行語のこと。
<文言葉(ふみことば)>
文章として使う言葉。
<褒め言葉(ほめことば)>
ほめる言葉。
ま行の「〇〇言葉」
<枕言葉(まくらことば)>
枕詞とも書き、和歌などで用いられる修辞法。
また、前置きの言葉のこともいう。
<間に合い言葉(まにあいことば)>
その場を逃れるための出まかせの言葉。
<御国言葉(みくにことば)>
御国詞とも書き、大和言葉(やまとことば)のこと。日本語。
<雅言葉(みやびことば)>
雅び言(みやびごと)ともいい、上品な言葉や風流な言葉。
<武者言葉(むしゃことば)>
戦国時代の武士社会で使われていた言葉。
や行の「〇〇言葉」
<休め言葉(やすめことば)>
特に意味はなく言葉の調子を整えるための言葉。「川の川魚」の「川の」など。
<大和言葉(やまとことば)>
日本語。
また、平安時代の上品な言葉。
ら行の「〇〇言葉」
<ら抜き言葉(らぬきことば)>
助動詞「られる」がついた言葉から「ら」を抜いていう言い方。
「見られる」を「見れる」や「食べられる」を「食べれる」など。
<れ足す言葉(れたすことば)>
可能動詞「書ける」や「言える」などに「れ」を足していう言い方。
「書けれる」や「言えれる」となる。
おわりに
なかなか面白いですよねぇ・・・
もっと掘り下げて調べてみたい「〇〇言葉」がたくさん(°▽°*)わくわく
たとえば、「忌言葉」、「踊り言葉」、「重ね言葉」、「逆さ言葉」、「武者言葉」、「早口言葉(繰り言葉)」なんかは面白そう!
方言なんかも調べると奥が深いですよねぇ~(´m`*)
業界ごとの用語も勉強になりそう!
言葉の力は偉大です。
言葉によって救われたり、落ち込んだり・・・
私のお気に入りの詩集もまた紹介したいと思っています(^=^)v