犬の数え方は「匹」か「頭」か?違いを調べてみました
昨日に引き続き、動物の数え方を調べてみました。
◆昨日は“うさぎ”の数え方!
今日は、犬の数え方です(^・w・^)わんっ
私は、1頭、2頭と数えています。
しかし、1匹、2匹と数える人のほうが多いようにかんじます。
そこで、一般的にはどっちなのか?その違いを調べました。
犬の数え方の単位は?
「匹(ひき)」と「頭(とう)」のどちらも使い方として間違っていません。
「匹」は、人間よりも小さい動物を数えるとき。
「頭」は、人間よりも大きい動物を数えるとき。
人間より小さいか大きいか・・・
判断は難しいですね(°□°;)
基準としては、人間が抱きかかえられるくらいの大きさかどうか、といわれます。
しかしこれでもなんだか曖昧。
大型犬を抱きかかえられる人もいますからね(^v^;)私もそう
大きさを判断基準とするなら、小型犬までが「匹」、中型犬からが「頭」、なのかなぁと思います。
私は小型犬でも「頭」で数えることがほとんどです。
「匹」とは、ふたつのものが一対になっていることを意味しています。
この≪ふたつのもの≫とは、馬のおしりのこと。
昔は、農耕や移動手段などで、人の身近で生活に欠かせなかった馬。
昔の人は、馬のおしりがくっきりとふたつに分かれているのを一対として、ふたつのものが対になっているという意味の「匹」から、1匹と数えるようになったといわれています。
綱につないで「引く」ことから、「匹」になったとも。
昔は、動物の大きさは関係なく、全部「匹」で数えていたみたいです。
明治末期ころから、大きな動物は「頭」で数えられるようになったとか。
原因は、外国では牛を「head(頭)」で数えていて、それに影響を受けて日本でも、牛をはじめ馬など大型動物は「頭」で数えるようになったとされます。
大きさ以外の判断の仕方は?
人間の訓練によって、ともに働く犬は、大きさに関係なく「頭」で数えられています。
働く犬とは?
警察犬、盲導犬、介助犬、聴導犬、災害救助犬、水難救助犬、山岳救助犬、麻薬探知犬、検疫探知犬、セラピー犬、牧羊犬、猟犬、がん探知犬、警備犬、軍用犬、そり犬、など。
私が「頭」で数える理由はここにあるかもしれません。
一般的に、愛玩犬といわれる家庭犬は、働く犬には含まれません。
でも、愛玩犬も、家族を癒してくれたり、喜びや悲しみのときをともに過ごしてくれたり、ときには家族を守ってくれたり・・・
これって、ともに働く犬といってもいいように思います。
「人」は「人」として、「犬」は「犬」として、ともに助け合い、ともに高め合い、ともに認め合い、ともに生きる、こういう≪ともに対等である≫関係がいいなぁって思っています。
犬は、真っ直ぐはまなざしで、人に尽くしてくれます。
人はそれに対して、応えなければいけないと思っています。
それは大そうなことでなくていいんです。
犬が健康で快適に過ごせ、喜ぶことをできるだけしてあげ、その命をまっとうできる環境を作ってあげること。
しかし、人間優位の人間社会で過ごさせるわけですから、ルールは教えないといけません。
好き勝手させているのでは、他人から疎まれたりと、その犬自身が悪者になってしまいかねません。
犬は悪くなくてもです。
しつけをしない家族(人間)が悪いのに。
これは、子供(人間)でも同じことがいえますよね。
結局は親次第。
家庭犬にとっては、人間が親代わりです。
自分の血を分けた子供ではないにしろ、犬を家族に迎えた時点で、そのコは自分の子供と同じです。
大切な家族の一員です。
おわりに
このところ増えているのは、犬を1人、2人・・・と数えることです。
人それぞれなので、それはそれでいいと思います。
でも、自分が使うことにはちょっぴり違和感があります(^x^;)
違和感の正体をうまく表現はできませんが、人間に人格があるように、犬にも犬格があるのではと思っているからです。
犬を1人、2人と数えるということは、ヒト基準なのかなぁ・・・なんて。
ヒトとしてナニか欠けてますね~私(=▽=)あはは~偏屈!?
私は基本的に人間がニガテなのでそう思ってしまうのだと思います。
・・・人間観察は楽しいですが、他人と深く関わるのはめんどくさい。
でも、気持ちは分かります。
1人、2人と数えるのは、家族の「一人」なんだから、ということですよね。
私もそれには同感で、愛犬は家族の「一員」だと思っています。
なので、チェック方式で家族の人数を求められたときは、愛犬を含めた数で「〇人」にチェックを入れていました。
口頭や記述式で家族の人数を求められたときは、「人〇人、愛犬1頭」というかたちで答えていました。
このほかにも、1わん、2わん・・・と数える人もいますね。
また、文語では1犬(いっけん)と数えることもあるみたいですよ。