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好きなことわざ!『なせば成る』は五七五七七の教訓から

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好きなことわざを紹介します!

「ことわざ」とは、昔から言い伝わってきた短い言葉のこと。

格言や教訓の要素が含まれているので、好きな言葉として、ことわざを取り上げる人も多いですね。

 

私は、好きな言葉のなかに、ことわざがいくつかあります。

そのなかから、「なせば成る」について書きます!

 

 

 

「なせば成る」の全文は?

ことわざとして、よく耳にするのは、

「なせば成る」か、その続きを含めた、

「なせば成る なさねば成らぬ 何事も」までが多いと思います。

 

その続きってあんまり耳にしないような・・・

 

その全文は、

「なせば成る なさねば成らぬ 何事も 成らぬは人の なさぬ成りけり」

です。

 

意味は、

「やればできる やらなければできない 何事も できないのは 人がやろうとしないからだ」

です。

 

もっとくだいてみると、

「どんなことでも、頑張ればできるし、頑張らなければできない。結果としてできていないのは、自分が頑張って行動していないからだ」

といったかんじでしょうか。

 

 

これは、上杉鷹山という江戸時代の大名・米沢藩9代藩主が残した教訓とのこと。

 

その教訓は、戦国武将・武田信玄が詠んだ、

「為せば成る 為さねば成らぬ 成る業を 成らぬと捨つる 人の儚さ」

を模範としたといわれています。

こちらの意味は、

「やり遂げる強い意志をもって頑張ればできるし、頑張らなければできない。頑張りもしないでできないと諦めてしまうのが人間の弱いところだ」

というかんじ。

 

 

上杉鷹山とは?

上杉鷹山(うえすぎ ようざん)

 

寛延4年(1751)、日向国高鍋藩6代藩主・秋月種美の次男として誕生。

10歳のとき、米沢藩8代藩主・上杉重定の娘・幸姫の婿養子になります。

17歳で米沢藩9代藩主になりました。

その頃の米沢藩は、莫大な借金を抱えて大変な状況でした。

藩主として、自ら節約し、田畑を耕し、民のお手本に。

農業・産業だけでなく、学問や研究などにも力を入れて、藩の立て直しに尽力しました。

文政5年(1822)、72歳で永眠。

 

鷹山は、山形県米沢市の松岬神社(まつがさきじんじゃ)に祀られています。

境内には、鷹山の銅像や伝国の辞の石碑があります。

 

 

おわりに

上杉鷹山の五七五七七の短歌ともいえる教訓の一部から、「なせば成る」がことわざとしていわれるように。

 

いい言葉です。

全文を知るとますます心に突き刺さります・・・