『獣害列島-増えすぎた日本の野生動物たち-』から考えること
「獣害列島-増えすぎた日本の野生動物たち-」という本を知っていますか?
2020年10月10日に、イースト・プレスから出版された、森林ジャーナリスト・田中淳夫さんの本です。
発売後数日間、アマゾンランキング「環境問題」のカテゴリーで1位でした。
今日見ると5位でした。
獣害列島とは?
獣害被害に遭っている日本列島の現状を知ることができます。
「獣」とは、クマ(本の表紙にもなっています)、シカ、イノシシ、サルなどをはじめ、イヌやネコ、トリについても書かれています。
なぜ増えたのか?人前に現れるのはなぜなのか?や、共生の道は?についてなども。
テレビなどでもちょいちょい見聞きしますね・・・
クマが民家の庭に現れた、とか、
シカなどが農作物を荒らす、とか、
イノシシが海を渡ってやってきた、とか。
都会でも田舎でも被害は起こります。
増えすぎた野生動物は、生態系の破壊にもつながります。
また、感染症を引き起こす可能性もあります。
動物愛護は大切です。
人間が、野生動物の住処を侵略していることも間違いありません。
ですが、絶滅の危機にある野生動物がいる一方で、環境に適応して増えすぎている野生動物もいます。
共存できる道があれば、それが一番いいことではありますが・・・現実問題難しい。
どうすることが、動物にとっても人間にとっても一番いいことなのか・・・とても難しい課題です。
まずは、現状を知ることが共存の第一歩なのかもしれません・・・
著者・田中淳夫さんとは
大学は農学部で、探検部の活動を通して野生動物に興味をもったそうです。
出版社や新聞社などに勤めたあと、フリーの森林ジャーナリストとして活動されています。
動物と人、森との関係をテーマとして取り上げ、たくさんの執筆をされています。
「絶望の林業」(新泉社/2019年)
「鹿と日本人-野生との共生1000年の知恵」(築地書館/2018年)
「樹木葬という選択-緑の埋葬で森になる」(築地書館/2016年)
「森は怪しいワンダーランド」(新泉社/2016年)
「森と日本人の1500年」(平凡社/2014年)
などなど
身近な困った獣・小動物たち
私が住んでいるところにも、野生動物は現れます。
イノシシ、サル、タヌキ、イタチ・・・ネズミも困った動物です。
実際に私が遭遇したことがあるのは、タヌキとイタチとネズミです。
実際に被害にあったことがあるのは、イタチとネズミ。
戦った結果、私が勝ちました!追い出しに成功!
今のところ、再度の被害はありませんv(^▽^)vイエ~イ完全勝利☆
おわりに
日本にもともといる野生動物ならまだしも、外来生物がどんどんどんどん増えているのはどうしたものでしょうね・・・
テレビ東京系列でたまにやっている「緊急SOS!池の水せんぶ抜く大作戦」を見ていると、毎回スゴイですよ(°□°;)
「害獣列島」もですが、「外来生物列島」でもありますね・・・
水のなかの生物だけじゃないですからね・・・
哺乳類でいうと、テレビで見たことあるのは、アライグマ、ヌートリア(ネズミの仲間)、キョン(シカの仲間)なんかが、近年話題に上がっています・・・