野生には生息していない品種改良メダカ・・・
本来、その川にいてはいけないメダカです。
誰かが捨てたってことです(>x<)ダメだよ~
番匠川で見つかった品種改良メダカは?
10月20日に約30匹の群れを、大分県佐伯市の「番匠おさかな館」という水族館の学芸員さんが確認したということです。
見つかったのは、頭がオレンジ色で、尾びれにかけて白い色をしているメダカだとか。
完全に改良メダカですね・・・
このメダカたちは捕獲されて、今は水族館で保護されているそうです。
観賞用に飼育していたメダカを、誰かが放流したものとみているとのこと。
もともと川にいるメダカと交配してしまうと、遺伝子がかき乱されてしまうといいます。
ただでさえ、固有の野生メダカは少なくなっているのに・・・
固有の野生メダカとは?
日本固有の野生メダカは、日本メダカや黒メダカとも呼ばれます。
北と南で大きく分けられ、野生のメダカはその2種だけとされています。
「ミナミメダカ」は、太平洋側と中国・四国地方、九州、南西諸島に生息。
これらのメダカは、環境省レッドリストの絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。
絶滅危惧Ⅱ類とは、絶滅の危険が増大している種ということです。
品種改良メダカの放流はほかにも・・・
今年のはじめ頃には、滋賀県長浜市の水路でも品種改良のメダカが見つかったということでした。
赤色や白色、淡い青色のメダカが約20匹。
このときは、見つかった水路が市役所の庁舎脇の人口水路のため、もともと野生のメダカはいないところなので、「市民の憩いの場になっている」ということでおわっています。
気付いていないだけで、日本全国あちこちに、品種改良メダカは棲みついているかもしれませんね・・・
おわりに
今はまだ、水路や小川などで見かけることもある野生メダカ。
もしかすると、日本からいなくなってしまう可能性もあるかもしれませんね。
身近な生き物がいなくなってしまうかもしれないのは悲しい・・・
品種改良されたメダカは、ビックリするくらいの高値で取引されている種類もあります。
メダカの盗難事件というのも、ニュースで聞いたことがあります。
メダカ人気は高いので、安易に飼育する人もいて、安易に捨てる人もいるのですね・・・
小さくても、同じ“命”・・・
飼育するのなら最期まで責任を持ってほしいです(;x;)