モミの木とクリスマス飾りの意味!出す時期と片付ける時期は?
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ステイホームの今、クリスマスを家で過ごす予定の人が多いとテレビでいっていました。
お出かけや外食しないぶん、いつもより豪華なクリスマスケーキを予約したり、家のなかの飾りつけに力を入れるという人が多いのだとか。
そのなかで、私が気になったのは、クリスマスツリー。
今年は、大きめのクリスマスツリーがよく売れているらしいです。
本物のモミの木のクリスマスツリーとか、本物そっくりで大きなクリスマスツリーとか。
ところで、クリスマスツリーって、なんで「モミの木」?
クリスマスツリーは何故モミの木なの?
クリスマスツリーの発祥は、樹木信仰、とくに常緑樹信仰の強かったドイツといわれています。
もっともとをたどると、北ヨーロッパのゲルマン民族が冬至のお祭り「ユール」で、祭祀用に樫の木を「永遠の象徴」として崇めたことがもとになっているともいわれます。
寒さ厳しい冬でも、枯れることなく緑の葉を元気に茂らせる常緑樹は、「強い生命力・永遠の命」の象徴とされ、特別な存在であり聖なる木として飾られるようになったとか。
なかでもキリスト教で崇拝されていたといわれるのがモミの木です。
また、モミの木を横から見ると三角形に見えます。
この三角形の形にも意味をもたせ、「三位一体」を表しているといいます。
頂点が「神」、底辺の2つの角は「神の子・イエスキリスト」と「聖霊(三位一体の第三位)」。
三角形のモミの木は、神の力を宿すものとして、キリスト教の建物建材や楽器などにも使われてきたそうです。
ドイツで一番信仰されている宗教・キリスト教。
中世ドイツでは、モミの木には小人が宿っているともされ、花や食べ物などを飾っていたということです。
また、樹木信仰・崇拝の考えから、モミの木をカラフルなリボンや布などで装飾したのがはじまりではないかということです。
とはいえ、クリスマスツリーに使うのは必ずしもモミの木だけではないらしいです。
常緑樹であれば特に種類は問わないとされています。
実際、ヨーロッパなどでは月桂樹や松が使われることもあるそうです。
クリスマスツリーの飾りのもつ意味とは?
頂点に飾られる「トップスター」
ベツレヘムでキリスト誕生のとき、東の国(メソポタミア地方の古代都市バビロンといわれる)の西の空(獅子座)に今まで見たことのない星が見えたといいます。
その星が、東方の三博士(三賢者)たちにキリスト生誕を知らせて、ベツレヘムに導いたとされ、「ベツレヘムの星」や「クリスマスの星」または「希望の星」といわれ、キリスト教徒にとっては宗教的な星ということです。
「ベル(クリスマスベル)」
キリストの誕生を人々に知らせるための「喜びのベル」ということです。
このベルには、魔除けの効果もあるとされています。
「天使」
聖母マリアがキリストを身ごもったときに受胎告知した天使・ガブリエルを表しているといいます。
また、ベルとセットになっている天使は、天使がベルをもって、キリストの誕生をたくさんの人々に知らせる役目といわれています。
「クリスマスリース」
大きいものは、玄関先に飾ることが多いですが、小さめのものはクリスマスツリーに飾ることもあります。
リースは丸い円で、始まりも終わりもない永遠の形。
そこから、神に永遠の愛と永遠の命の願いを表しているとされます。
リースにリボンをつけることによって、永遠の絆で結ばれるという願いも込められます。
色とりどりの「オーナメントボール」
アダムとイブが食べてしまった禁断の果実「知恵の木の実」であるリンゴとされます。
実際に、昔は本物の小さなリンゴを飾っていたとか。
豊かな実りや幸せを願って飾るといわれます。
ステッキの形をした「キャンディケイン」
羊飼いが使う杖を意味しているとか。
キャンディケインの「ケイン」は「杖」という意味です。
羊飼いはその杖を使って、群れからはぐれた羊を導き戻していたことから、人々を導いてくれる祈りと、助け合うことを表しているといいます。
杖の形を逆さにすると「J」、これはイエスキリストの英語表記「Jesus Christ」の「J」ともいいます。
白と赤のストライプ模様のキャンディにも意味があり、白はキリストの「清く白い心」、赤は「十字架で流した血」そして「神の愛」を表しているともいわれています。
また、このキャンディは硬く、人々を堅く守る、そして堅い信仰心を表すとされます。
人型の「ジンジャーブレッドマン」
人型ジンジャークッキーは、ショウガが入ってるお菓子で、身体を温めて病気の予防を表しています。
「靴下」
聖ニコラウス(サンタクロースのモデル)が、子どものいる貧しい家の窓から金貨を投げ入れたところ、偶然、暖炉脇につるされていた靴下のなかに入ったということから飾るようになったとか。
クリスマスカラーとは?
クリスマスカラーといわれるのは「緑」、「赤」、「白」、「黄(金)」です。
「緑」は、常緑樹の色、まさにモミの木そのものですね。
「強い生命力」や「永遠の命」を表します。
「赤」は、先ほども書いたキャンディの赤と同じ意味で、キリストが「十字架にかけられたときに流した血」の色を表しています。
クリスマスツリーの飾りとしては、オーナメントボールなどで赤を使います。
「白」は、先ほども書いたキャンディの白と同じ意味で、キリストの「清い心」や「純潔」、そして「雪」を表します。
クリスマスツリーの飾りとしては、綿を使って白い雪を表したりしますね。
「黄(金)」は、トップスター(ベツレヘムの星)の色であり、キラキラ輝き高貴さを表しています。
クリスマスライト(イルミネーション)も、空に輝く星を表しているとされます。
キリスト自身を象徴しているともいわれ、世の中を光で照らす灯ともされます。
クリスマスツリーを飾る時期と片付ける時期は?
クリスマス(12月25日)の4週前の日曜日(待降節)から、クリスマスイブ(12月24日)までが、キリストが降臨する準備期間とされています。
なので、準備期間がはじまる日曜日からクリスマスツリーを用意したり、飾りつけをはじめたりすることが多いようです。
今年(2020年)だと、11月29日(日)からか、今からだと今週日曜日(12月6日)くらいに始めると、長くクリスマスを楽しめますね(^-^*)
では、片付けるタイミングは?というと・・・
海外ではなんと、年をまたいだ1月6日。
この日は公現祭(十二夜)で、先ほど書いた東方の三博士(三賢者)が、キリストの誕生を祝福した日とされています。
この日までは、クリスマスツリーを飾って祝うらしいです。
これは、海外ではお正月(元日)を祝うという風習がないからだとか。
日本では、お正月までには片付けますよね。
おわりに
大きなクリスマスツリーがよく売れているなんて・・・
私の家では無理だぁ~(^v^;)
置く場所がない。
数年前に100円ショップ・ダイソーで購入した、机に飾れるサイズのクリスマスツリーがどこかにあるはず・・・
出してみようかなぁ・・・
◆100円ショップ・ダイソーのクリスマスグッズについて書いています。